Prusa Researchでは、可能な限り社内での製造を大切にしています。このハンズオンアプローチにより、受賞歴のある3Dプリンター、高品質のPrusamentフィラメント、PrusaSlicerやPrusa Connectといった優れたソフトウェアを含む、すべての製造プロセスを監督することが可能です。この一貫した管理により、信頼できる品質をお届けします。

Prusamentは、こうしたアプローチの好例の一つです。Prusamentは、135人を超えるチームによって社内のカスタムフィラメント製造ラインで製造されています。抜群の精度（+-0.007 mmまで精密なスプールもあります）と完璧な巻き取り品質を誇ります。しかし、この品質を維持することには一つの課題があります。それは、増え続ける需要に供給が追いつかないという点です。一部の素材やカラーが再入荷しても、数日、時には数時間で売り切れてしまうことに、私たちもお客様も不満を感じています。この問題を解決するため、複数のソリューションに取り組んでいます。

最初のステップは明確でした：製造能力を拡大することです。最近、Prusa Polymersチームは、プラハ本社からわずか10分の場所にある新しい専用施設へ移転しました。これは大きなアップグレードです！広大な倉庫、複数の新しい押出ライン、便利なトラック積み込み用ランプ、そして新しい先進的な研究室が整備されており、新しい素材やカラーの開発が加速します。この拡張により、既存製品を安定して供給できるだけでなく、新しいカラーや素材の開発も促進されます。

同時に、もう一つの解決策にも取り組んでいます。それは、外部の供給業者と連携し、新しいカラーや素材でラインナップを補完・拡充することです。これらのパートナーと密接に協力し、製造プロセス全体を監督することで、Prusaが誇る高い品質基準を確保しています。簡単に言えば、これは「低価格帯」の製品ラインではありません。これらは、社内で製造する能力がないサードパーティ製の3Dプリンティングアクセサリーであり、その品質には全面的に自信を持っています。これらの製品は新しいサブブランドBuddy3Dのもとで展開され、今後さらに多くの新素材や便利なアクセサリーが追加される予定です。

それでは、詳しく見ていきましょう！

Buddy3Dフィラメント

Buddy3Dブランドの大きな特徴の一つは、豊富なフィラメントのラインナップです。46種類の新しいフィラメントが登場し、多彩なカラーと素材タイプを取り揃えています。これにより、次のプロジェクトに最適なフィラメントがきっと見つかります。サンドストーン、ローズ、ライラックといった新しいカラーに加え、ABS ESDやPETG MATTといった新しい素材もポートフォリオに加わりました。

各フィラメントスプールは、均一な色合いと正確な巻き取りを特徴としており、0.04 mmの直径精度を維持しています。Prusamentが常に基準を設定する一方で、Buddy3Dフィラメントは、特にPrusamentでカバーされていないカラーや素材において最高の代替品です。これらのフィラメントは、他では入手困難な場合も多い素材やカラーを提供します。

すべてのBuddy3DフィラメントはEUで製造されており、徹底的なテストと必要な認証の遵守により、高品質を実現しています。当社は製造プロセス全体を監督することで、最高水準の品質を保証しています。

価格は21.90 USD / 599 CZK（税込）/ 23.90 EUR（VAT込）から – ぜひ当社のeショップで新しい素材をご覧ください！

Buddy3Dカメラ

新しいBuddy3Dカメラもご紹介できることを嬉しく思います。このカメラは、カスタムファームウェアによるシームレスな統合のおかげで、Prusa ConnectやPrusaモバイルアプリを通じて印刷をリモートで監視することができます。高品質な光学性能とIR照明を備えており、完全な暗闇でもプリンターの監視が可能です。これにより、24時間稼働する職場にも最適です。さらに、カメラは最大65°Cの温度で動作するよう設計されており、エンクロージャー内に直接設置しても安全です。

カメラのセットアップは非常に簡単です。箱から取り出し、Prusa Connectを開いて、ペアリングしたいプリンターを選択し、生成されたQRコードを使ってWi-Fiに接続するだけです。それで完了！数秒でPrusa ConnectやPrusaモバイルアプリにカメラからのスナップショットが表示されます。また、多くのご要望をいただいているライブストリーム機能の追加にも取り組んでいます。

カメラの位置は、水平180°、上方向45°まで手動で調整可能です。また、カメラには統合モーターが搭載されており、将来的なファームウェアアップデートでリモート位置調整機能の追加を予定しています。カメラのファームウェアはOTA（Over-The-Air）で更新されるため、常に最新の機能をご利用いただけます。

私たちは、競争力のある価格で安全なカメラを提供する方法を徹底的に調査しました。最終的に最も実用的な解決策は、カメラに当社独自のカスタムファームウェアをフラッシュすることを許可してくれるメーカーと提携することでした。これにより、厳格なセキュリティ対策を実施し、カメラが当社の高い基準を満たすことを完全に管理できるようになりました。カメラを動作させるすべてのコードにアクセスできるにもかかわらず、さらに徹底的なネットワークテストと監視を実施し、すべての通信がカメラと当社の安全なPrusa Connectインフラ間だけに厳しく限定されることを保証しています。

「これって普通のWi-Fiカメラみたいだな」と思った方、それは間違いではありません。Buddy3Dカメラは、チェコの企業が設計し、中国で製造されています。本来なら、Buddy3Dフィラメントと同様に、カメラも完全にEU内で製造したいところですが、同じ高品質なハードウェアを手頃な価格で提供することは難しいのが現実です。市販のカメラに当社独自のカスタムファームウェアを組み合わせることが、次善の解決策となり、信頼性が高く、安全で、高品質なハードウェアを手頃な価格で提供できるようになりました。

Buddy3Dカメラは、当社のeショップで39.99 USD / 1099 CZK（税込）/ 43.99 EUR（税込）で購入できます。

これは始まりに過ぎません。今後さらに多くのBuddy3D製品を追加する予定ですので、ぜひご期待ください！この新しいアプローチについてのご意見や、Buddy3D製品を使用した感想をぜひお聞かせください。

Happy printing!